空気の張り付き

正確に作った紙飛行機
ゴムカタパルトで、打ち上げても2メートルくらいで失速→ひらひらと墜落

原因は、空気の粘性による張り付き現象です

主翼には軽い捩り下げ
尾翼にも何らかの操舵
によって、張り付きを無くして、スムーズに空気を切ることができるようになる
。。。いろいろいじってるうちに飛ぶようになった
という経験をしている方が多いようですが
操舵をいじった結果、空気の張り付きがなくなったのです

あちこち(エルロン、フラップ、エレベーター、ラダー)いじりすぎて
たまたまバランスがとれてよく飛んだ

そういう方々が陥るのは
飛行機の操舵は、利かせすぎや走度により、逆の効果が生じるということです
たまたま、さっきはよく飛んだのに、次はあまり飛ばない、滅茶苦茶ですよね~

それらを理解して、調整し、再現性を高めるには
各操舵を細分化する必要があります

僕は、エルロンorフラップは、ボディー寄りと端部に分け、エレベーターも同様に分割
エレベーターやラダーを操作すると、機体後部の抵抗が増えエレベーターUPの副作用が生じます
操舵が大きければ、エアブレーキや失速になります
また、左右のエレベーターの差が、ロール効果を生じます

同様にエルロン操作も、左右が均等でなければ、エレベーター効果を生じます

カタパルト発射の理想は、一回転のみループ、そのループを利用し上死点で水平飛行に移行する
そのエルロン効果で、きれいに旋回滑空
それは、僕にとっての、合格点です

空力としては作用と同時に何らかの副作用が生じることを、計算に入れなければ綺麗な滑空は実現できません

<戦闘機タイプの調整のコツ>
発射は、前荷重なら綺麗に上がるが
わずかな重心バランスで、滑空が変る
ふわふわと降りてくるだけ
スピードに乗るが、降下が速すぎる

その差が、ビニルテープ5mm(0.02g)程度
デジタルはかりで計測してもうまくいかず、飛ばして試すしかない微妙な差だ