重心位置の嘘

紙飛行機での重心位置は、主翼面積の90%という情報が多い
それは、間違いであり、主翼面積の30%という航空力学上の正解が、模型飛行機においても正解である、ことの証明をする

しかし、それは、大まかな参考数値であり、正しいとは言えない

主翼と水平尾翼に囲まれた範囲の30%の位置を重心とすることで、滑空が安定する
安定して飛ぶ形状に制作した場合、その位置が、主翼の90%くらいの位置になるというだけのことである

逆の説も、証明できる
無尾翼機や前翼機の場合、重心を翼の90%にして飛ぶことはない
かならず翼の30%付近で滑空が可能になる

さらに、主翼と尾翼が近くに存在する戦闘機型においても、上に同じである

よって、「紙飛行機において、重心位置は主翼の90%が好ましい」は、間違いである

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動力のある飛行機の場合、主翼尾30%であるが、尾翼の操舵に反応しすぎないように、操作性を重視して、ギリギリに前倒しした位置である
動力停止時には、エレベーターをUPにしなければ水平飛行せず機首下げとなる、滑空に適した重心位置ではない